「眠りが浅い」とよく言いますが、なぜ深い睡眠がとれなくなるのでしょうか。眠りが浅い原因を知ることで、深い睡眠をとるためのヒントが見えてきます。
そこで、深い睡眠がとれなくなる原因と対処法について解説していきます。なかなか深い睡眠がとれないという方は、是非今回の記事を参考にして睡眠を改善してください。
眠りが浅い原因の前に、深い睡眠がとれないときの状況を知っておきましょう。
眠りが浅いときは「深いノンレム睡眠」の時間が減り、「浅いノンレム睡眠」や「レム睡眠」の時間が長くなります。
睡眠中は脳が活動し体だけが休息している「レム睡眠」と、脳も休息する「ノンレム睡眠」が90分ごとに繰り返し訪れます。ただし、レム睡眠とノンレム睡眠にも2段階の深さがあり、睡眠の深さは全部で4段階にわけられます。
そして、深い眠りをとれていない状況とは、深いノンレム睡眠が少ない状況。レム睡眠の割合が増えるため、脳の休息が不足している状態だと言えるでしょう。
眠りが浅いときは、起床時の実感として次のような感覚を抱きがちです。
・ぐっすりと眠った気がしない
・起きても頭がぼんやりしている
・疲れが取れていない気がする
・日中の集中力が低下する
・落ち込みや不安を感じやすくなる
深い睡眠がとれなければ、心身の疲れが解消されないことはもちろん、日中の作業効率も低下。さらに抑うつ状態になりやすいことから、落ち込みや不安を感じやすくなるケースも見られます。
それでは、眠りが浅くなる原因について見ていきましょう。
人は年齢を重ねると寝付きが悪くなり、深い睡眠もとりにくくなります。日中の活動量が少なくすることや、生活習慣病や認知症が原因で不眠になることも。高齢者では不眠症の方が増えますが、特に女性に多いと言われています。
不安やストレスは「交感神経」という活動時の自律神経を活発にし、体を活動状態にするため深い睡眠を阻害します。中には「眠らなければ」「今日も眠れないのでは」と、睡眠自体がストレスや不安の元となり、深い睡眠が取れないという悪循環に陥るケースもあります。
睡眠に不適切な環境で眠ろうとしても、深い睡眠をとることはできません。騒音、室温の暑さ・寒さ、明るすぎる照明などは睡眠を阻害する原因。快適に眠ることができない環境であれば、眠りが浅くなっても不思議ではありません。
眠りが浅い原因として多いものが、生活習慣の乱れです。夜遅くまでパソコンやスマホを使っていること、夜間にカフェインやニコチンの摂取をすることなどが該当します。特に現代人は深夜まで活動している人が多く、生活習慣が要因になっている可能性は高いでしょう。
眠りが浅いと感じられたら、次のような改善方法を試してみてください。
照明や日光を利用すれば、自分で睡眠をコントロールすることができます。睡眠を促す「メラトニン」というホルモンは、暗い環境下で分泌量が増加。そのため、照明を暗くして分泌量を増加させれば、深い睡眠をとれるようになる可能性が高まります。
カフェインやニコチンは覚醒効果があるため、夜間の摂取は控えましょう。カフェインはコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶、チョコレートにも含まれています。カフェインやニコチンなど体に刺激を与えるものは、極力控えるようにしてください。
テレビやスマホなど多量のブルーライトを発生させるものは、眠りに就く1時間前以降は見ないようにしましょう。ブルーライトはメラトニンの分泌を減少させる原因です。
夜間就寝前、人工照明からのブルーライトを遮光することにより、メラトニン分泌が増加した。メラトニン分泌は時間とともに増加するが、実験 1 日目よりも 3 日目、ブルーライトのみよりも遮光したほうが多かった。
メラトニンは深い眠りに欠かせないホルモンであるため、分泌量を増加させることは睡眠の質向上に欠かせません。就寝前のブルーライトは避けましょう。
眠りが浅い原因は、加齢・睡眠環境・生活習慣などさまざまですが、ひとつずつ解消していくことが、ぐっすりと眠り元気に朝を迎えるために必要です。ご紹介した対処法を実践して、少しずつ睡眠の質を向上させていきましょう。
ただし快適な睡眠のためには、気分をリラックスさせることも大切です。就寝前は安眠のためのリラクゼーションアイテムを用いて、気分を落ち着かせておくことも効果的でしょう。
掲載日:2026/3/18

