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交感神経と副交感神経の違いとは?切り替えがうまくいかない原因と整え方

疲れが取れない・イライラするときに自律神経が注目される理由

「しっかり休んだつもりなのに疲れが残る」「なんとなくイライラしやすい」「寝つきが悪い」と感じることはありませんか。
こうした不調にはさまざまな要因が考えられますが、その一つとして自律神経の働きが関係している場合があります。自律神経は、呼吸や心拍、体温調節、消化などの働きを無意識のうちに調整している神経系です。
自律神経の働きを理解するうえで重要なのが、「交感神経」と「副交感神経」の存在です。この2つが状況に応じて切り替わりながら体のバランスを保っています。

自律神経とは何か

自律神経は、自分の意思ではコントロールしにくい体の働きを調整する神経です。日中の活動中から睡眠中まで休むことなく働き続けています。

交感神経とは

交感神経は、活動や緊張、集中が必要な場面で働く神経です。
例えば、仕事や勉強に取り組むとき、運動をするとき、緊張する場面では交感神経の働きが高まります。体を活動しやすい状態へ導く役割を担っています。

副交感神経とは

副交感神経は、休息やリラックス時に働く神経です。
心身を休ませる方向へ働き、食事や睡眠などの落ち着いた時間に関わるとされています。活動と休息のメリハリをつくるうえで重要な役割を持っています。

2つの神経の関係

交感神経と副交感神経は、どちらか一方だけが良いわけではありません。
日中は交感神経が適度に働き、夜は副交感神経が優位になりやすい状態が理想的です。状況に応じて自然に切り替わることで、体は活動と休息を繰り返しています。

交感神経と副交感神経の違い

交感神経と副交感神経は、それぞれ異なる役割を担っています。

働きの比較

機能交感神経副交感神経
心拍高まりやすい落ち着きやすい
呼吸速くなりやすいゆっくりになりやすい
消化活動抑えられやすい活発になりやすい
状態活動・緊張休息・リラックス

時間帯の違い

一般的に、日中は活動のために交感神経が働きやすく、夜は休息のために副交感神経が働きやすいとされています。
ただし、個人差があり、生活習慣や環境によっても変化します。

比較表から分かること

交感神経と副交感神経は対立する存在ではなく、お互いに補い合う存在です。
どちらか一方を強くすることだけを目指すのではなく、必要なタイミングで切り替わることが大切と考えられています。

切り替えがうまくいかないとどうなるか

日々のストレスや生活リズムの乱れなどによって、活動と休息の切り替えがスムーズにいかないことがあります。

交感神経優位の状態

交感神経が働き続ける状態では、心身が休まりにくくなることがあります。
例えば次のような状態がみられることがあります。
• 休んでも気持ちが落ち着かない
• 寝つきが悪い
• 緊張感が続く
• 集中し続けて疲れを感じやすい
これらの症状にはさまざまな原因が考えられるため、自律神経だけが原因とは限りません。

副交感神経優位の状態

一方で、副交感神経の働きが相対的に強い状態では、だるさや眠気を感じる人もいます。
活動と休息のバランスが崩れると、日中のパフォーマンスに影響すると感じることもあります。

自律神経を整えるセルフケア

自律神経の働きは日々の生活習慣と関わっています。無理のない範囲で生活を見直すことが大切です。

呼吸法

緊張しているときは呼吸が浅くなりやすい傾向があります。
ゆっくりと呼吸を行い、自分の呼吸に意識を向ける時間をつくることで、気持ちを落ち着かせるきっかけになる場合があります。

朝の光

起床後にカーテンを開けたり、朝の光を取り入れたりすることは生活リズムを整える一助になります。
毎日同じ時間帯に起きることも心掛けたい習慣です。

睡眠環境

就寝前までスマートフォンやパソコンを見続けると、なかなか眠る体勢に入りにくいと感じる人もいます。
寝る前は照明を少し落とし、落ち着いて過ごせる環境づくりを意識してみましょう。

運動

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、生活習慣の見直しとして取り入れやすい方法です。
激しい運動である必要はなく、無理なく継続できることが大切です。

休息

忙しい毎日では、意識的に休む時間を確保することも重要です。
趣味の時間を持つ、深呼吸をする、気分転換の散歩をするなど、自分がリラックスしやすい方法を見つけるとよいでしょう。

受診を検討したいケース

十分な休息を取っても不調が続く場合や、日常生活や仕事に支障を感じる場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
特に症状が長く続く場合や、不安が大きい場合には、一人で抱え込まず専門家へ相談することが大切です。

よくある質問

Q. 交感神経と副交感神経はどちらが大切ですか?
どちらも体にとって必要な働きを担当しています。重要なのは、一方だけを高めることではなく、状況に応じて切り替わることです。

Q. 自律神経は自分で整えられますか?
生活習慣を見直すことで、自律神経の働きに関わる環境を整えることはできます。ただし、不調の原因はさまざまであり、症状によっては医療機関への相談も大切です。

Q. 疲れが取れない原因はすべて自律神経ですか?
いいえ。疲労感には睡眠や生活習慣、ストレスなど複数の要因が関係することがあります。原因を一つに決めつけないことが重要です。

まとめ

交感神経と副交感神経は、自律神経を構成する重要な神経です。
交感神経は活動時、副交感神経は休息時に働き、それぞれがバランスを取りながら体を支えています。
疲れやストレスを感じるときは、生活リズムや休息の取り方を見直すきっかけになるかもしれません。無理のない範囲でセルフケアを取り入れながら、必要に応じて専門家へ相談することも検討しましょう。

掲載日:2025/11/28
更新日:2026/7/3
更新日:2026/8/14

この記事の著者

コンテンツ制作チーム
コンテンツ制作チーム

医療機器メーカーとして培ってきた経験を大切にしながら、健康や身体に関する情報を発信しています。

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